5.家族みんなが、心地良く暮らせる工夫をしましょう

家族は、摂食障害の原因ではなく、自分たちを責める必要はありません。
回復のために、これからどうサポートをしたらよいのかを探しましょう。

本人と一緒に楽しめること、楽しめる時間を見つけて、大切にしてください。

ご家族の声(家族教室より)

●一緒に映画を観て、その時間は病気のことを忘れて楽しめました。

● 長い距離を散歩する娘に付き添うようにしたら、ゆっくり歩くようになり、自分も気分転換になりました。  

● 症状以外の共通の趣味を持ちました。娘はジャニーズが好きで、私もコンサートについて行ったらファンになり、今では一緒に楽しんでいます。食事の話から気をそらすのに役立っています。

家族自身が疲れ切ってしまわない工夫をしましょう。

自分のためだけの時間、息抜きの時間も大切に。

ご家族の声(家族教室より)

●カフェでひと息して、一人の時間を持つようにしました。

● 少し離れる時間を作って、ストレスを発散し、気持ちを入れ替えています。

● 父親・母親で役割分担をしています。母親は家族の中の調整役をしたり一番負担が大きいです。我が家では、主人は仕事で疲れて帰ってきて、娘の病気に何もできなかったので、カウンセリングに一緒に来てもらいました。主人は「自分は娘に何ができるか」と質問し、先生は、「お母さんをサポートすることで、娘さんにできることは何もありません。」と言いました。それから主人が私を支え、「ありがとう」と言ってもらえるようになり、頑張れました。

● 趣味を持って、自分が楽しめる時間を作りました。

家族が心地良く暮らすことで、本人も安心して自分の問題に取り組めます。

ご家族の声(家族教室より)

● 今までは娘と一緒に落ち込んでいましたが、息抜きや趣味で気分転換することで、病気以外の会話も増え、家の中が明るくなりました。

● 家族会に参加して、他のご家族とお話をし共感することで、気持ちが軽くなりました。家族会で病気について学んでいることを娘も良く思っているようです。

自分自身を大切に!!